「合格発表までに何をするのがおすすめですか?」に思う不安
どうも、若手会計士のいまっしーです。
この記事を書いている時は会計士論文試験直前の時期で、受験生の方々は試験に向けてラストスパートを出しているところだと思います。
今回は論文試験後、合格発表までに実施するべきことをについて、書こうと思ったのですが、少し不安に思っていることがあったので、そのことについて記載しつつ、一言、二言、書きます。
結論を要約すると、「真面目さへの不安」と「主体性」についてです。
真面目な答えを求める受験生
所属法人のリクルート活動や後輩とのつながりで、受験生の方と会う機会が毎年あります。
その時に、聞かれる質問として、頻出なのが、
「試験の合格発表まで何をするのがおすすめですか?」
です。
会計士業界外の方に向けて補足すると、会計士の試験(論文試験)は毎年8月に実施されますが、合格発表は11月と、約3ヶ月のスパンがあることから、試験後は比較的受験生にとっては暇な時期になります。
この時期に何をするのかは、受験生それぞれなのですが、やりたいことが決まっている受験生は少数であり、何をするのがオススメなのか、よく聞かれるのです。
そして、その質問をされた際に私はいつも戸惑ってしまいます。
例えば、過去にこんな会話がありました。
受験生
「合格発表までに空いている期間に何をするのがおすすめですか?」
いまっしー
「うーん。何でもやりたいことやればいいんじゃない(特に無いよ~)例えばだけど、遊びとか、恋愛とか、我慢していたことに欲を出すのはいいんじゃないか」
受験生
「(少し苦笑しながら)うーん。遊ぶ予定もあるのですが、他に例えば、勉強面はどうでしょうか。英語の勉強とか、監査の勉強とか、今後社会で必要なスキルで、今身に付けたほうがいいスキルってありますか?」
いまっしー
「そうね。大手監査法人に入るなら今後グローバル人材になることは重要だし、英語とか勉強するのがいいかも。(まあ、仕事しながら英語勉強するしなぁ~。真面目だなぁ~)」
受験生
「なるほど!ありがとうございます」
いまっしー
「お役に立ててよかったです(役立てたかな汗)」
こんな感じの会話を毎年しています。
「試験の合格発表まで何をするのがおすすめですか?」の質問の回答として、多くの受験生が真面目な答えを求めてくるのが、過去の印象として強いのです。
真面目自体は決して悪いわけではないのですが、一言だけ言いたいのは、勉強するとしても英語だの税務といった「ハードスキル」もいいのですが、コミュニケーションや心理学といったソフトスキルも学ぶべきものなんだということです。
試験勉強ばかりしていると、「ハードスキル」の面に目がいきがちになるのですが、社会に出てからは「ハードスキル」だけでなく「ソフトスキル」も重要です。
受験生はその点が盲点になっているのではないでしょうか。
その結果、受験生からの質問内容も「ハードスキル」関係の質問が多い。
いままで、試験勉強でうんざりするほど「ハードスキル」鍛えたのだから、「ソフトスキル」にも目を向けてもいいのではないでしょうか?
ソフトスキルってどう身に着けるの?
じゃあ、何をすればソフトスキルが身につくのって話ですが、別にこれっていう答えが無いんですよ。
「旅行」にいくにしても、「企画・計画力」が付くと思うし、「恋愛」にしても異性へのアプローチ(異性心理)を実践で学ぶ機会になりますし、何やってもソフトスキルって身に付きます。
みんな大好き「バイト」も人間関係調整スキルが身に付きますよ(笑)(実は超重要です)
要は、何でもいいんです。試験終わったらやりたいことすればいいんです。(人様に迷惑かけなければ)
ちなみに、私は彼女を追っかけてましたw
何やるにしても、一つ大事なのは「主体性」
さて、何でもいいとは言いましたが、メンタル面で一つ大事な事として「主体性」が挙げられます。
何をやってもいいんですが、主体性にやらなければ、何も身に付きません。
旅行にしても、もし友達と行くのなら、友達にまかせっきりではなく、主体的に動くことが大切です。
恋愛も、ただ女性を追っかける(男に追わせる)のではなく、「計画→実行→反省→改善」でスキルが身に付きます(笑)
その「主体性」によって、経験とスキルは身に付くのです。
合格発表までの期間、主体的に動きましょう!