深セン旅行記⑤未来都市ではすべてがスマホ
こんにちは、いまっしーです。
深センブログ5回目となりました。
会計からどんどん離れていますがこれもまた一興。
今回は未来都市深センのハイテク生活とその副作用を述べたいとおもいます。
目次
未来型スーパーではモノを買うではなく見る
今回、深センでは、未来型スーパーの視察として、アリババが出資している生鮮スーパー「盒馬鮮生」(Hema Fresh)にやってきました。
見た目としては日本にあるスーパーとほどんど同じで、特段未来型スーパーとはいった印象はなかったです。
ただ一点、大きく異なるところがあります。
実は上記の写真の中に答えが含まれているのですが、何かわかりますか?
答えは、「天井に張り巡らされたレール」です。
実はこのレールECサイトで注文を受けた商品を運ぶレールなんです。
仕組みはこんな感じ、
①まず、顧客がECサイト、スマホアプリにて、欲しいものを注文します。
②その後スーパーの店員さんが、その商品をピックアップ
③上記のレールに乗せて物流倉庫に転送
④物流倉庫では仕分けが行われ、配達員に受け渡し
⑤お客さんのもとに配達
って流れです。
買い物客が実際にスーパーでものを買うというより、スーパーで商品を見て、ネットで注文するのが未来型スーパーの形なのです。
ネット会員を増やし、どんな人がどんなものを買っているのかといったデータを集め、マーケティング戦略に利用する。
スーパーといっていますが、実際のところはECサイトの倉庫の役割も兼ねているのが、アリババの未来型スーパーなのです。
個人屋台ですら電子決済、現金はNO!
次に、深セン有数の繁華街、「老街」にある東門街美食街にやってきました。
「老街」は深センでも人気の高い繁華街であり、その中でも、東門街美食街は多くの屋台がのきを連ねる場所として有名です。
「ザ!B級グルメの宝箱」ってイメージでしょうか
そんな一般的な屋台でも、日本と一つ異なるところがあります。
それは、電子決済がメインであるということです。
一個一個の屋台は個人商店がメインで、日本では現金オンリー的な商店です。
しかし、深センではそんな個人商店においても広く電子決済システムが普及しています。
(下記、電子決済で支払う様子)
まさに、リアルキャッシュレス世界です。
スマホ世界における中毒
未来型スーパー、キャッシュレス個人商店。
そんな、スマホがあれば生きていける世界、深センが魅力的なのは言うまでもありません。
しかし、そんなスマホ世界にも弊害はもちろんあります。
こちらの写真をご覧ください。
VRを見る人と、スマホを触る人です。
これ、VRは僕らのツアー客の一人ですが、奥のスーツ姿の人は、そこで働いている深セン人の方です。
そう、仕事中にスマホです。
スキあらばスマホを深セン人は見ています。
これ、街中でみられる光景です。(デパート受付嬢など、暇さえあれば基本スマホを見てます)
日本以上のスマホ中毒ではないでしょうか。
そして、最近こんな記事も話題になりました。
「ブルーライト」で失明が早まる!?米トレド大学が発表 - iPhone Mania
今後、スマホ中毒に対する啓蒙活動を日本も中国もしていくべきです。
未来都市にも表と裏がある。
スマホ一つで暮らせる街、深セン。
そんな便利に街にも、表と裏があるのです。
スマホを操っているのかそれとも操られているのか
深センの光と影を見たツアーでした。
つづき