深セン旅行記⑥未来の深センは金融都市香港を脅かす?
どうも、いまっしーです。
さて、深センブログ第6弾です!
今回は今後深センの中心になるであろう、金融特区『前海』について書きたいと思います。
未来の深センは日本や日本人に足りないものを示していました。
金融経済特区の『前海(チェンハイ)』
深セン中心から少し離れた場所「前海(チェンハイ)」地区に行ってきました。
前海地区は深セン市の中心から西にある地区であり、近年までは開発が行われていませんでした。
しかし、2012年ごろから、中国政府主導のもと、金融の経済特区として開発が活発化。
世界中から金融機関・ベンチャーキャピタル・PEファンド等が集まり、世界的な金融エリアとして今、積極的に拡大している地区です。
観光地ではないですが、今回将来の深センを見ることができる場所としてやってきました。
人類の経済発展として、工業の次は金融という歴史
なぜ今、深センは金融都市になろうとしているのか。
これは、世界の工場としての限界と、これからの中国の戦略が原因です。
今まで深センはモノづくりの都市として、急成長しました。
ただ2018年現在、世界の工場として、深センの機能は低下しています。
理由は人件費の高騰です。
ハードウェア開発力では深センのエコシステムが強いですが、製品組み立て程度なら、ベトナム、バングラデシュの価格破壊に負けてます。
そんな深センが次のステップとして進む道が金融なんですね。
ものづくりによってお金が潤った都市はお金を回し始める。
産業革命が起こったロンドンが今や世界の金融都市である歴史を踏まえれば、納得できる道筋ではないでしょうか?
香港と共同で発展する→奪う
さて、話は飛びますが、深センの金融都市化を具体的にどうやって実現させるのでしょうか?
答えは、隣にある金融都市香港を利用するです。
そう『利用する』です。
なぜ『』をつけたかわかりますか?
答えは表向きでは共同ですが、裏では奪うという意味だからです。
表向きでは香港との共同での発展ですが、実際は深センは香港から金融覇権を奪いたいんじゃないかな。
その意図が表れているのが税金です。
香港の法人税の基本税率は2018年現在16.5%です。
一方深セン経済特区のの法人税率は15%です。
明らかに差を付けてきてます。
香港よりちょっと優遇することで、世界の名だたる金融機関や香港の優秀な若者を深センに呼び込む。
香港がアジアの金融都市シンガポールと争っていたら背後から深センがやって来たなんてイメージでしょうか?
そんな、左手で握手しながら右手で殴り合う深センの貪欲さが今後の発展には必要なのです。
深センの貪欲さを見習え
香港を乗っ取ろうとする深セン。
そのえげつなさと貪欲さって日本にあるでしょうか?
両手で握手することも必要ですが時には笑顔で殴り合うくらいの勢いも今後の日本では必要だと思います
深センいや中国の貪欲さを日本人は見習うべきではないでしょうか。
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