スーツは語る、会計士とは何か?
私事ですが、人生で初めてオーダースーツを購入することにしました。
理由は身だしなみの重要性について、社会人になってから数年経って、ようやく痛快したからです。
高いスーツを持っているのが身だしなみではありませんが勝負の時に着るべきスーツを持っていなかったので今回作る事にしました。
今回はオーダースーツにまつわる会計士についての考え事をまとめました
職人が作る唯一無二のスーツ
ご紹介でお会いした、個人でスーツを作られている方(下記Yさん)にお願いし、先日、スーツ作成の打ち合わせをしました。
オーダースーツを初めて作る私
スーツの知識はほぼないに等しいです。
しかし、Yさんはそんな私でも、私の仕事内容、普段の生活、趣味など、私という人物をしっかり受け止めた上で、オーダースーツにぴったりな生地や形を提案してくれたため、スムーズな打ち合わせとなりました。
ひとりひとり、お客さん自身をしっかりと受け止めた上で、スーツを作成するとのことで、初めて出会ったお客さんにはスーツを売らないのがYさんポリシーだそうです。
(出会ってすぐではその人がどんな人かわからないため、スーツの商談は初めて会った日にはしないとのこと)
生地など大枠の打ち合わせが終わったあとは、サイズ測定。
肩周り、腕、足など、色々な場所を測定していただけましたが、私の感覚では50箇所以上測定していたのではないでしょうか。
Yさんによると、一般的なオーダースーツの測定回数よりもYさんの場合はかなり多いとのこと。
きめ細やかな測定とその技術が、唯一無二のスーツを生み出していることを、実感しました。
大量生産、機械には出来ない職人の心と技を感じたのでした。
最新技術が作るオーダースーツもすごい
さて、その次の日、偶然にも頼んでいた別のスーツが届きました。
これです。
ZOZOSUIT!!!
注文してから3ヶ月たってようやく入手出来ました。
(ZOZOSUITの詳しい説明はこちらをご覧くださいhttp://zozo.jp/zozosuit/)
さて、早速着て、測定!
(恥ずかしいので数値は非公開で笑)
その後、あなたに合う服として紹介されたのがこちらでした。
オーダースーツ!
何という事でしょう!
ZOZOSUITの届く前日にオーダースーツを背伸びして買ったのに、
まさかのオーダースーツです。
お値段なんと今だけ2万円台!
オーダースーツでこのお値段って、すごくないですか。
うーん。正直、前日オーダースーツ買ってなかったら、手を伸ばしていたかも笑
今回は購入せず見送りました。
しかし、ZOZOSUITを着て、測定しただけで、スマホでオーダースーツを頼める仕組みに衝撃を受けたのです。
2つスーツが示す会計士の価値
職人高級オーダースーツとZOZO格安オーダースーツ
全く違う2種類のオーダースーツです。
しかしどちらも既製品にはない魅力があります。
伝統技術から作られるスーツも最新技術から作られるスーツも価値生み出す源泉は全くもって別ですが、「希少価値」があるのです。
まさに、経営学でいう、マイケル・ポーターの競争優位の戦略です。
このマイケル・ポーターの競争優位の戦略ですが、オーダースーツだけでなく会計士の世界でもあてはまります。
英語ペラペラグローバル会計士もいますが、一方地方経済に根付いて、しっかり自分の陣地を構えるローカル会計士もいる。
異なるように見えますが、どちらも希少価値のある会計士です。
代替されることのない価値→「希少価値」は最新のテクノロジーだけから生まれるものではなく、伝統的な価値観からも生み出されるのです。
つまり「希少価値」を生み出す源泉は一般的な価値ではなく、特異な価値観ではないでしょうか。
キャリアをしっかり築いている会計士の方々にとっては、当たり前すぎること書いてしまいましたが、オーダースーツの件で、改めて今回、希少価値について私は実感されられました。
スーツは語る、その人を
大多数を占める、既製品のスーツと普通の会計士。
もちろん、多数派は悪く無いです。
(悪いとか良いとかの次元ではないです)
僕も今回買ったオーダースーツ以外、既製品のスーツしかもっていません笑
そして既成品でも着こなし一つで、しっかりと価値あるものになることを忘れてはいけません。
でも、僕は希少価値のあるブランドを築きたい。
そのために、僕はオーダースーツでちょっと背伸びさせてもらって、気持ちを引き締めました。
もちろん、外見だけ良くしてもって話もありまずが、逆も然り。
一旦外見を固めて、後から中身を作るやり方でもいいんではないでしょうか。
スーツに将来の己を語らせるのも悪くない。
あなたも、将来を語ってくれるオーダースーツを一着作ってみてはいかがですか?
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