今後どうなる?大手監査法人!
お久しぶりです、若手会計士いまっしーです。
先日、所属する監査法人で、全体集会がありました。
一年に数回、法人のビジョンを明確し、構成員にそのビジョンを示す機会として、全体集会が開かれます。
今回の全体集会でも、将来ビジョンが構成員に示されたわけです。
そこで、今回、法人のビジョンを含め、大手監査法人の今後の戦略を簡単にまとめたいと思います。
(全体集会で話された社外秘の部分はここには記載していません。)
(所属する監査法人の見解ではなく、別の個人の見解です。)
今後の大手監査法人のキーワード
さて、未来の大手監査法人を語る上でキーワードを述べるとしたら2つです。
それは
「真のグローバル化」
「AI化」
です。
当たり前ですかね?
とりあえず簡単に説明していきますね。
真のグローバル化
まず、大手監査法人の求める未来として、「真のグローバル化」が挙げられます。
なぜでしょうか。
それはクライアントが大手監査法人に真のグローバル化を一番求めているからです。
順序立てて説明します。
まず、質問ですが、4大監査法人の主要なクライアントはどんなクライアントだと思いますか。
答えはグローバル企業です。
グローバル企業に対応できる会計士事務所は「グローバル化」した会計事務所のみであり、大手監査法人は海外の会計事務所と提携し、「グローバル化」した監査法人として、世間一般に浸透しています。
だからこそ、名だたるグローバル企業が大手監査法人(会計事務所)と契約をしているのです。
ここから言えることは、グローバル企業が求めているは監査法人のグローバルネットワークであり、そのネットワークを有効に利用するためには所属構成員のグローバル化が必須だということです。
えっ!
すでにグローバル監査法人なんでから、グローバル人材いっぱいいるんじゃないの?
って思う方もいるかも知れません。
しかし、現状、真のグローバル人材が圧倒的に少ないのが現状。
「英語が話せないスタッフ、シニアがあまりにも多い。」
「異文化、LGBTを見下す構成員がいる。」
上記について、大きな危機感を抱いている経営陣の心情を全体集会で感じました。
(正直。英語については耳が痛いです笑)
今後、主要クライアントであるグローバル企業をお客様にするためにも、真のグローバル人材育成が急務なのです。
逆に真のグローバル人材がいない監査法人を、お客様は今後見捨てるでしょう。
英語力、交渉力、異文化認知力など、
グローバルで必須と言われるスキルを身に着けた、真のグローバル人材を数多く育成、確保した監査法人が今後の覇権を握るのです。
AI化
もう一つは皆さん大好きAI化のお話です。
現状、大手監査法人(大手会計事務所)はこぞって、監査のAI化への投資を進めています。
これは日本だけでなく、世界中のお話しです。
なんでかって、そりゃ次世代の覇権争いに勝つ為ですよ笑
AIによる監査システムにいかにうまく構築するかで、監査の覇権を握れるかどうか決まります。
プログラマーではない会計士にとっては、法人に所属している以上、法人のAI投資が成功することを切実に願うしかないのです。
そして。今回のイベントでは、願うだけじゃあダメ、AIを駆使する能力は身につけてくれっていうメッセージを受け取りました。
柔軟性があるスタッフ、シニア世代は大丈夫だと思うのですが、マネージャー、パートナー世代がしっかりAIについてこれるかが今後の課題なんじゃないでしょうか。
「わからないからってスタッフ、シニアに押し付ける管理職はいらないよ」
っていうメッセージを全体集会で私は感じました。
もちろんスタッフ、シニア世代もAIのお勉強をしない奴は生き残れないでしょうね。
AIは予想以上に身近に迫ってきているんだなと感じました。
以上、今後の監査法人のお話しをしました。
4大監査法人に今後も所属したいのでれば、グローバル化とAI化に変化できる会計士になりましょう。(がんばれ俺)
ではでは