修了考査対策⑥科目別勉強法(経営実務・職業倫理)
どうも若手公認会計士のいまっしーです。
さて今回は修了考査の科目別勉強法の経営実務及び職業倫理について記載します。
そして今回が修了考査関連最後のブログです。
会計、監査、租税と比較し、分量は少ない科目ですが、足元をすくわれないように、しっかりと対策をすることをオススメします。
修了考査全体の対策はこちらのブログを参照して下さいね。
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経営実務
基本的な計算問題と、会計士論文式試験では出なかったIT(IT監査)の理論問題が出題されます。
計算問題は、会計士論文式試験の管理会計論と経営学の基礎計算問題、
理論問題はコンピューターを利用した監査に関する理論の出題です。
この科目は他の科目と比較し、解きやすい問題が多く、多くの受験生が高得点を取れる科目です。
このため、しっかりとこの科目で高得点をもぎ取り、点数を稼ぐ事が、試験突破にとって重要となります。
計算勉強方法
計算については、会計士の短答式試験の管理会計論で出題されるレベルの基礎問題が中心となります。
このため、思い出す程度に勉強し、本番前に最終チェックするくらいで問題ないと思います。
ただし論文式試験で経営学選択外の方は、経営学科目に関連する計算問題はしっかり見ておきましょう。
理論勉強方法
理論に関しては、TAC教材に関しては、まず理論の講義を受講し、概要を把握することをおすすめします。
初めての科目分野であるのと、講義数は少ないため、しっかり講義を受けても費用対効果は大きいと思います。
その上で、答練問題を解き、不明な点はテキストに戻る勉強法がいいと思います。
職業倫理
試験時間1時間の科目であり、監査論の一部ですが、監査論とは切り離して職業倫理として問題が出題されてます。
試験内容はズバリ、「公認会計士法」と「倫理規則」の内容となります。
他の科目と比較し、得点も100点満点と少ないですが、対策を怠った結果、科目足切りの40%を下回るなんてことも考えられますから、最低限の準備はしましょうね。
対策としては、「公認会計士法」と「倫理規則」の通読ですが、そのまま原文を読むのではなく、しっかりと体系化されたテキストを通読することをオススメします。(そのほうが頭に入ってきます)
また答練等練習問題が少ないので、答練のみではなく、「倫理規則」の「基本原則」「阻害要因」「概念的枠部アプローチの適用例(セーフガード例)」なども暗記までとはいかないまでも、しっかり説明できるようにまでは練習し、本番の事例問題などに対応できるようにしておくことをオススメします。
「倫理規則」の「基本原則」をそのまま書かせる問題というよりかは、事例があって、どの「阻害要因」に当てはまり、どのような「基本原則」が阻害されているのか、そしてこの場合どのような「セーフガード」を適用するのが望ましいかなどといったケーススタディを意識して勉強するのがオススメです。
試験講評
最後はおなじみの試験講評です。
箇条書きで記載していきます。
・経営、倫理ともに、問題量は多くない。しっかり意識すればすべての問題に回答できる。
・時間が余る分、字は丁寧に(この科目くらい丁寧に書こう)
・経営学は一番できた自身あり(まわりもこんなかんじ)
・職業倫理は、誠実性を全面放出!(倫理観を正しく持ち、しっかりと回答すればおそらく点数はついてくる)
・最後のほうの科目だからって気を抜かない!(最後まで踏ん張る)
以上こんな感じでしょうか。
他の科目と比較し、分量も難易度も低い分、高得点が期待できます。
また最後になりますが、修了考査は会計士になるための最終試験です。
たまーに試験に落ち続ける方がいらっしゃいますが、私からすれば覚悟が甘すぎます。
7割合格の試験なのだから、しっかり対策し、無難に合格する。
名刺に「公認会計士」と記載することを夢見た「会計士試験時代」を思い出して、その時の自分に負けないくらい努力をしましょう。
ではでは。